2020年を締めくく…りたい雑感

こんにちは!
コワーキングハウスマヤッカの女将ことRisaです。

気付けば12月に入っていて、クリスマスだ~(特に何もしないけど)!お正月だ~(特に何もしないけどその2)!確定申告だ~(しなきゃいけないけどまだ全く手つかず)!etc…と色んな行事ごとがいきなり現れて無意味にアワアワしちゃっている女将です。

全然HPも更新出来ていなかったのにいきなりどうした??と思われた方、ですよね~笑!!

実は今年はこの投稿「コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2020」に参加させていただいていてるんですよ~。一番下にリンクが貼ってあるのでぜひぜひそちらも覗いてみてくださいね。

まぁそれもあったり、なんといっても今年はやっぱりコロナ渦で1か月閉店(-_-;)という思いもかけない春を迎えた年だったので、この機会に締めくくりの徒然なる雑感を書き記してみようかと思いますので、しばしお付き合いくださいまっせ💓

2020年は思い起こせば年明けからプライベートで本当にバタバタ(普段から割といつもバタバタしているけど桁違いだった)していたので、それらもようやく落ち着いて、いよいよ暖かい春🌸キタ~♪♪と思っていた4月、どこか他人事だと思っていた島根県にも本格的にコロナの波が到来しました。

うちの店は駅前でホテルの真向かいという立地もあって、県外から出張で来られた方の利用もとても多いのです。チェックイン前とかチェックインの後とかですね。

どうしよう・・・。

情けない話ですが、毎日馬鹿みたいにどうしようと思っていました。

とりあえず利用者さんの安全が確保できる環境は全く整っていなかったので、しばらく店を閉めることにしました(マスクもこの時既に手に入らない状態でした)。最初は一週間のつもりが当然そんな期間では事態は好転することはなく結局ひと月以上閉店することになりました。

この期間はなんて言ったらいいのか…一言で言うと不思議な日々でした。

どこにも出勤しない、朝起きて今日は何しようかな…と考える日々がこの年でくるなんて(-_-;)。

朝職場へと急ぐ車の波の横で、歩道をノロノロと愛犬🐩と散歩をしたりしてる訳ですよ、私はw。

愛犬に散歩される私

悠々自適のアーリーリタイアした人ならば良いですよ。時間もたっぷり、お金もたっぷりですから。

時間は売るほどあるけど収入無し(それどころか店の借入まだまだ残ってる)!なんて・・・Oh!No~😢!

いくら呑気な私でもものすごい後ろめたさと焦燥感に押しつぶされそうでした。

だけど元々の能天気(相当)な性格もあるのでしょうが、日に日に肝が据わってきたというか、落ち着いて色々な事を・・・開業して突っ走り続けた日々の中で本当はもっと考えなければいけないこと、先延ばしにしていた様々なことをじっくり考えるようになりました。

中でも一番考えたのは本当に自分がやりたいことは何だったのかということです。

マヤッカをオープンしてから毎日目の前の事をこなすのが精一杯で、沢山言い訳をしながら眠りについていて、いつも何か負い目のようなものを感じていました。

でもこの休業期間の間に初めて立ち止まって立ち返ることができたんです。

コロナ渦の中スタートした全国のコワーキングスペースのオーナーさんや利用者さん達が関わる「みんなのバーチャルコワーキングジャパン」(みんコワ)の運営に参加したことも今となっては大きな出来事だったと思います。

みんコワはRemoというオンライン会議ツールを使った24時間誰でも利用可能な「オンライン上の」コワーキングスペースです。コロナで外出出来ない利用者さん、うちと同様に一時閉店を余儀なくされていたコワーキングスペースも沢山あって、そんな中、大阪のコワーキングスペースオオサカンさんを中心に協力メンバーで発足した動きです。

みんコワのお部屋

参加メンバーの方々とは元々2018年のCoworking Conference Japanでお会いしていた方も多かったのですが、こちらは都市部への交通がなかなか不便な島根県という立地もあって、以降はそれほど深く一緒に何かをやるという機会がありませんでした。だけどこのみんコワの運営に関わることで一緒にイベントをしたり、グループワークをしたり、夜な夜な飲み会をしたりw🍶💓(もちろん全てオンラインで)・・・物理的な距離は変わっていないのに数か月でとても近しく、そしてとても心強い存在になりました。

日本のコワーキングスペースの運営者さんってかなり孤独だと思うんですよ。いや、経営者なんてどの業界でも孤独だとは思いますが、コワーキングなんて言葉自体知らない人だって今でもワンサカいるんですよ、田舎では特に。
そしてそのまだまだマイナーなコワーキングを分母の少ない地方でやろうなんて変わった人は更に一握り。2018年にそういったスペースの運営者さんとなんとなくでも繋がった時はとても嬉しかったのですが、このコロナ渦の期間に更に深くお互いを知ることができ、なんでもない時に近況報告がてらオンラインで雑談したり、一緒にリアルでの楽しい企画の数々(今の状況ではまだいつになるかわかりませんが)などを考えたり、とても不謹慎だとは思うのですがまさに災い転じて福となる、を強く感じました。

そうそう、ダラダラと書きましたが、肝心のやりたかった事の話がまだでしたよね。

それはやっぱり滞在型のコワーキングです(私の周囲の人たちは少々聞き飽きたかもしれませんが)。うちがというよりこの流れを全国に広げたいです。

コロナ渦の中で急速に「ワーケーション」という言葉が今まで見向きもしなかった行政の方の口から出る事も増えてびっくりしていますが、それとはちょっと趣きが違う滞在型のコワーキングにとても可能性を感じています。

近年個性的なコワーキングスペースが日本にも沢山出来ています。日本や海外のノマドが季節に応じてそういったコワーキングスペースを転々としながら仕事をして、仕事の合間にはその土地ならではの美味しいものを食べたり、ちょっとアクティビティを楽しんだり、圧倒的なロケーションなんてなくてもそこにしかない魅力は絶対にあるのです。鍵となるのはやっぱり「人」じゃないかと思います。一番感じてもらいたいのはそういったそこにしか居ない普段着の地元の人たちとの触れ合いです。一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだり、一緒にゆるっとイベントや勉強会をするとか、素敵でしょ?

滞在には当然宿泊先が必要になるので近隣のゲストハウスと提携したり、今一番考えているのは市内に眠っている空き家を上手く利活用してシェアハウス的にその期間使ってもらえないかなということですね。なんならあちこち楽しくDIYしてもらいながら(ということもあり先月近くの古民家に自宅をお引っ越し&近隣空き家情報を収集中…!)。

ワーケーションというと企業レベルのバカンス的福利厚生なイメージですが、私はどちらかというともっと気楽な個人単位での縛られない滞在型コワーキングを日本にも根付かせたいです。

それぞれの地方の特性を生かして、ぜひ一日限りではなく数日~数週間単位で滞在してもらえるようなコワーキングスペースが増えてほしいです。地方の魅力は一日ではわからないです。そこに住む素敵な人たちとも一日ではなかなか出会えません。移住なんて大そうな事はしなくても良いので(いや、したい人はもちろん大歓迎ですよw)、第二のふるさとのように感じてもらえる場所になれたらと思うのです。毎年この時期はここで過ごす、あそこの女将に会って夜な夜な🍻飲み明か…じゃなかった近況報告をする!みたいな働き方を選択できる人たちが増えたら良いなと思うのです。

次の春もし出雲でしばらく滞在しながらお仕事したいな~♪♪なんて方がおられたらぜひマヤッカ女将までご相談くださいね。

という訳で・・・2020年の締めくくり出来た、かな??

来年も出雲の灯台(初めての方に…マヤッカはフィンランド語で灯台なんです)コワーキングハウスマヤッカを何卒よろしくお願いしマッスル~!

Risa

コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2020