2021年コワーキング徒然日記

今年もやってきました「コワーキングスペースアドベントカレンダー Advent Calendar 2021」

順番が回ってきたら「あぁ、年末きたな」と感じるようにすらなりましたね。

今年は我らがMoe Tomoe Ogawaからバトンをもらいましたよ♪

初めての方もおられると思うので簡単に自己紹介をば。

島根県出雲市の駅前でコワーキングスペース「Coworking House Majakka(コワーキングハウスマヤッカ)」運営しているRisaです。

いつものように何を書こうか全っ然考えず真っ白な心でパソコンに向かっている私です。

何も考えずぼーっと窓の外を眺めるウシヤマさん(マヤッカの看板牛)
今年も着物で運営してました。和室から見える大好きな景色・・・お隣のお庭w

えぇっと・・・ためになる事は他の方が沢山書いておられるので、私はブレイクも兼ねてただただ今年の運営で感じたことを書こうと思います。ためになる話は盛り込まれてません!

2021年は昨年に引き続きコロナコロナに翻弄された一年で、うちのスペースとしては目立ったイベントは出来ませんでしたが、それでも人々は徐々に動きを取り戻していて、地方にも、いや地方だからこそ「ワーケーション」の波がやってきました。

「ワーケーション」この言葉を行政の方達から何度聞いた年だったでしょう・・・突然に。ラブストーリーどころじゃないですよほんと。

コワーキングスペースの運営に関わっている人たち、または利用者さん達の間ではもう何年も前から普通に出ていたワード「ワーケーション」です。

もう昨年あたりから急に、ほんとに急に、それまで全くコワーキング自体に見向きもしなかった人たちから「やっぱ時代はワーケーションだよね」的な使い方で発せられることが多くなりました。

更にマヤッカをオープンした頃はどれだけ「もっと柔軟な働き方を!」という話をしても「勤怠管理がぁ…」云々と全く前向きにはなられなかった会社の経営者さんたちも、いきなりリモートワークOKよ、会議はZoomでやろうよ!とになったところも多く(~_~;)コロナって凄いなとひしひしと感じています(やればできる)

ただこのワーケーションというワードは本当に曲者だなと感じています。特に行政の人たちがイメージするものそれは「都会からごそっとまとめて人を連れてきて、どこまでも広がる青い空。白い雲。大自然の中でゆったり仕事をしよう!」的なワーケーションです。まぁそれはいいとしてこれを旅行代理店なんかに委託して企業の福利厚生としてやるのはどうにもしっくりこないんです。

何週間も滞在するわけじゃないのに、普通に考えて青い空や美しい海を見ながら遊ぶのではなく仕事したい人いる・・・?

社員旅行に仕事を持っていくようなもの・・・極上のローストビーフを見ながらみんなでカップ麺食べるようなものw、ある意味生殺しというか、一番嫌なパターンじゃないですか。

タイムスケジュールも管理されていて移動も忙しいという声も多く聞きました。

せっかく喧騒から離れてある意味異世界で仕事ができるのに、個人レベルでないとそのメリットの半分も享受できないと思うんです。

いつもの仕事場を離れて旅先で仕事をする醍醐味ってなんでしょう?

私は非日常の出会いから沸きあがるポジティブなエネルギーをもらえることだと思うんです。

たまたま入ったお店が大当たりのお店だった!更にそこの常連さんに地元民しか知らないニッチなスポットを教えてもらった!とか。

初めての街のコワーキングスペースで仕事をしてたらそこの女将もメンバーも異常にノリがよくて酒好きでそのまま仕事終わりにみんなで街へ繰り出した・・・とかですね(笑)。

その町の日常が訪れた人にとっては非日常じゃないですか。

計画されたものではないワクワク感、今ここから何か生まれているという臨場感は絶対仕事にも良いインスピレーションを与えると思うんですね。

人脈も広がって、かしこまって名刺交換なんてしなくても新しい仕事に繋がる可能性だって無限大です。

コロナの蔓延が本格化して前述のような大規模なワーケーションは幸いにも?島根では実施が少なく、今年はうちのスペースにもこんな個人での「コワーケーション」の方がこられました。

印象に残っているのは、同僚2人で来られていた会社員の方なんですが、私が言ったおススメスポットをスタンプラリーのように全て回ってくれて!後からメッセージで丁寧な感想も送ってきていただいたのがすごく嬉しかったですね。以前コワーケーション利用された方からはその方のお仕事絡みでまた連絡をいただいたり、面白いクリエイターの子とは来年一緒に登山する企画まで(笑)

小さな芽があちこちで顔を出してゆっくりと伸びているような、そんな気持ちで過ごした一年だったかなと思います。

あ!!!まとめモードに入りつつも、忘れてはいけない最後にもう一つの事件簿を!

今年は子猫を2匹保護して一時期「ネコワーキングスペース」になっていたことが(=^・^=)

保護したばかりの時の2匹の子猫。体重90ℊと110g(~_~;)でした。

生まれてこのかた犬しか飼ったことがない、家族そろって犬大好き!犬度100%の私のもとへ突然猫が。それも生後数日の子猫が2匹も💦

躊躇している時間はなかったです。母猫が失踪して栄養も取れず弱っていた子猫たち。

昼夜問わず数時間おきにミルクを飲ませて排泄をさせないといけないので、机のすぐそばに二匹がはいったキャリーを置いて片時も離れず営業していました。

当初はやむにやまれずの選択だったのですが、猫が大好きな学生さんが定期的に来店して猫初心者🔰の私にあれこれアドバイスしてくれたり、作業の合間に受付の横にきて子猫に癒しをもらっている方も多くおられたり、アニマルセラピーとはよく言ったものだと身をもって感じました(猫アレルギーの方にはごめんなさいでしたけど)。

沢山の温かい手に触れて子猫たちはすくすくと大きくなって最近では2匹とも自宅でおとなしく・・・ではありませんが(~_~;)それなりにお留守番が出来るようになりました。どれだけ障子を破られても、充電ケーブルをかりかりとかじられても、押し入れの毛糸を引っ張り出して部屋中に散乱されてもw…あの死にかけていた状況を思い出すと「あぁ、元気に成長してくれてなんて幸せなんだ」と。

どんな出会いもきっと必然で、いつもその出会いの中で学びの多さ、得られたものの大きさに自分でも驚くことが多いです。

今もこれからも自分を作っていくのはそんなかけがえのないの出会いの積み重ねだと思っています。

来年もマイペースで抗わず、否定せず、面白がって歩んでいきたいな。

マヤッカもいよいよ本格的に再稼働で、延期になっていたイベントやその他も開催していこうと思ってますので、また告知の際にはご参加よろしくお願いします♪

明日は青木雄太さんの「あらゆるワークスペースにコミュニティが実装されていく中で地域密着型ワークスペースにできることはなにか」にバトンが回りますよ~!このお話はためになりそう♪♪